日本センチュリー交響楽団のコミュニティプログラムディレクターになって3年目。本日は、センチュリーオーケストラハウスでのリハーサル。就労支援のNPOスマイルスタイルとのプロジェクトで、職探しの登録をしている若者たちと、オーケストラの楽団員がワークショップで即興演奏をしたり、共同作曲をしたりして、そのナビゲートを野村がやっているわけです。本日は、7月20日に豊中市立ローズ文化ホールで発表する新曲の練習。
それにしても、オーケストラの楽団員の方々とは、3年目に入り、どんどん信頼関係も深まり、2年前では考えられないくらい野村のアプローチにも理解があります。最初は、こちらの説明が伝わりにくかったので、どう動いてよいか様子を見るしかなかったと思うのですが、今は、状況を推測して、こちらが指示するわけでなくても、積極的に判断して動いて下さり、ワークショップ/リハーサルの進行には、大変助かります。
若者たちは、いきなり登場した譜面に戸惑いながら、本日のリハーサルをやりきってくれました。練習、自宅での個人練習、よろしくたのんます!
最後の通しは、まだまだこれからではありますが、それにしても良い響きがしていました。見学に来ていた小島剛くんによると、所々に垣間見えるワークショップで作った要素が、不気味な面白さを生み出していた、とのこと。
さて、このワークショップに関して、南田明美さんのレポートその2が公開になりました。大変、興味深い論考です。いわゆる「ゆとり世代」と呼ばれる個性豊かで表現力のある若者と、その能力が発揮できない旧来の資本主義の競争社会。そこから、どう脱皮していくかが、大きな鍵なのでしょう。
『参加者の同世代として見る<コミュニティ>としての「The Work」』
http://the-work.jp/blog/reports/relay-report2016_03
7月20日に、豊中市立ローズ文化ホールで、発表イベント(無料)をします。是非、応援に来て下さい。