野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

瓦の音楽国際交流2日目 はじめての温泉

ギギーの修論を読む。インドネシア語なので、大雑把にしか分からないですが、これが面白い。作曲家のメメットのお父さんが、実はクロンチョンの名手で、メメットもお父さんの影響でクロンチョンのフルートを子どもの頃から吹いていたことや、メメットがガンサデワを始める黎明期の頃のこと。スラマット・シュクールに、大学院の課題として、インドネシアの民族楽器を入れて作曲するように求められたこと、初期はハリヤントと一緒に活動していたことなど、新鮮。

淡路人形座に行き、人形浄瑠璃観賞後、三味線の方、太夫の方と交流タイム。その後、「ことや」にて、瓦だけでなく、鍵ハモ、グンデルなどの楽器を混ぜてのセッション。ダンサーの帰山玲子さんも来て、佐久間+帰山ダンスデュオとの即興音楽もスリリング。通りがかりの子どもが、「ヤッホー」と声で参加。

海辺の夕日を楽しみ、温泉も初体験。インドネシア人にとっては、人生で初めてお湯につかるのは、驚くべき体験だったようだ。

メメットの近況を聞くと、最近は芸大だけでなく、ガジャマジャ大学の経済学部で、創造経済について授業をしているとのこと。驚き。