野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

泳げグンデルくん

スラマット・シュクールのエッセイ集を読む。今年他界したインドネシア現代音楽の父の新聞などに書いたエッセイをまとめて読めるのは、ありがたい。ウェリーとギギーは、朝から「空手瓦」を体験。

午前のリハーサルは、朝日新聞の取材もある。「泳げグンデルくん」という新曲が誕生。「空手瓦」という2曲目、さらに「ぐるぐるまわる」3曲目は、楽器を交代しながら、ぐるぐる移動しながら、歌い、瓦を頭の上にのせたり、つぼを鳴らしたり、非常に空間的にも面白い。新聞の取材を通して、ウェリーとギギーは、ぼくを通して4年前に知り合ったということを知る。

午後のリハーサルでは、各自で気に入った瓦を選び、自分自身の瓦楽器セットを組み合わせ、それでリハーサル。「ジョグジャポット」という曲も作った。

ウェリーとギギーがグンドュル・グンドゥル・パチュルというジャワの童謡を、ルバブと鍵ハモで演奏しているのが、とても良い感じだ。

古道具屋に出かけていくと、古い古いカシオのキーボードがあり、ギギーはこれを3000円で購入。夜は、鍋を初体験。