野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

淡路夢舞台での「瓦の音楽」

淡路島の花博メイン会場、淡路夢舞台内、「瓦の音楽」特設ブースでデモ演奏をして来ました。多くの方々が立ち止まり、興味を示していただけましたし、「瓦の音楽」のCDを購入していただけた方もいまして、手応え十分でした。

また、本年度予定のインドネシアとの国際交流企画に向けても、アイディアが生まれてくる一日でした。

淡路夢舞台は、15年前(2000年8月)に劇作家・演出家の如月小春さんがアマチュアの方々を集めて野外移動劇をされているのを観に来た場所。野村さんに観て欲しい、と言われて、観に来たわけですが、その4ヶ月後(2000年12月)に如月さんが突然のくも膜下出血で急逝されてしまい、結局、如月さんがぼくと何をしようと思っていたかは、不明です。故人のことを思い出します。小劇場演劇のスターであり、ビデオなどを駆使した舞台の先駆けで、演劇ワークショップの先駆的な存在でもあり、アジア女性演劇会議なども主催されておられました。ああ、2000年かぁ。2000年に、向井山朋子さんのために「Away From Home With Eggs」を作曲して、それは5歳の娘さんのための曲でもあったわけですが、当時の如月さんの娘さんも5歳だった。彼女たちが今年20歳になっているのだなぁ。そんなことを漠然と考えていたら、やまぐちさん(淡路島アートセンター事務局長)が、大学生の娘さんとお母さんと3人でやって来た。15年前は5歳だったんだね。

京都への帰り道に、昨日の作曲を少し推敲。