野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

プンドポの夕べvol.4

1週間に渡ってのエンリコ・ベルテッリとのツアーも、本日が最終章。2ヶ月に一度開催の「プンドポの夕べ」の第4回。yugueのお菓子、甘夏ハウス・アドココのご飯の出店もあり、良い雰囲気の中、多数ご来場いただき、ありがとうございました。昨夜の京都新聞夕刊に掲載されたり、KBSラジオで紹介していただけたのも、良かったのでしょう。感謝です。


前半は、

1)野村誠+やぶくみこ (鍵ハモ+ダルブッカ)
2)野村誠+やぶくみこ (ガムラン
3)エンリコ・ベルテッリ (ボディ・パーカッション)
4)エンリコ・ベルテッリ (スネアドラム)
5)エンリコ+やぶ+野村 (スネアドラム+クンダン+ボナン)

の5曲。



スネアドラムと、チブロンとの太鼓のデュオは、なかなか聴き応えがあり、こちらも拙いながら、どんどん深みに入って演奏に入り込んでいくと、エンリコもやぶさんも、どんどん深みに入って行って、本当に濃厚なセッションになりました。素晴らしかったし、エンリコの潜在能力からすると、これくらい本気になって演奏してもらえるのは、嬉しい。


1)子どもガムラン「ゴニしらん」
2)大人ガムラン「大人の祭り」
3)エンリコ+エミリー+野村+やぶ 「けんか」、「仲直り」
4)エンリコ+エミリー+野村+やぶ ガムランの即興
5)エンリコ+エミリー+野村+やぶ 「手拍子のロンド」

後半は、子ども達の「ゴニしらん」が大変微笑ましく、可愛らしく、しかし、以前よりも明らかに、自信を持って演奏している子ども達。子どもが作曲した「けんか」と「仲直り」を、エンリコ、エミリーと演奏できたのも、良い時間でした。4人でのガムラン即興は、この1週間の集大成のような即興セッションで、濃密な時間でしたし、エンリコは不慣れなガムランの楽器で、試行錯誤しながらも、この体験に真っ向から直面していました。最後の「手拍子のロンド」は、客席も自然に手拍子で、しかも、みんながバラバラに手拍子で、大変心地よいグルーブでした。


その後、yugueで打ち上げをしました。エンリコ、エミリー、やぶさん、本当に本当にお疲れさま。次回の「プンドポの夕べ」は、12月13日です。