野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

だるまさんが転ぶ前に残った!

久しぶりに畑へ。畑へ行く途中で、野生の鹿を目撃。

そして、昨日の「あれからどう会」で、畑の大先輩である米田量さんが「野村さんの畑、見に行きたい」とおっしゃって下さったので、米田さんにも来ていただきました。そして、ワンポイントアドバイスを、色々受けました。今日、耳に響いたお言葉は、

雑草の生態系から野菜の生態系へ

大根やカブも種蒔きしましたし、モロヘイヤやツルムラサキ、バジルやレモングラスなど、収穫しました。以下、畑の様子(里芋やウコンが元気です)。

その後、広島のラジオ局の取材(電話インタビュー)で、広島市現代美術館での「野村誠の音楽室」について収録後、日本センチュリー交響楽団のマネージャーの柿塚さんと、豊中でのコミュニティ音楽プロジェクトの打ち合わせを経て、京都の水曜ガムラン

子どもガムランでは、前回の「けんか」、「なかなおり」の2曲を演奏。前回よりも人数が増えたので、ゴージャスで楽しさも倍増。その後、新曲「だるまさんがころんだ」もやりまして、これが本当に盛り上がりました。「ころんだ!」と言い続けるだけで、あんなに楽しそうな子ども達は、凄い!と同時に、その様子を見て、ディディエの舞台みたい、とのコメントも。

ちなみに、休憩時間に子ども達は、単なる「だるまさんがころんだ」をやって遊んでいました。「はじめのだいいっぽ!のーこった!」と始まります。あれ、ぼくが子どもの頃と違う。一歩出た後、「残った」で一歩下がる。これじゃ、進んで戻って意味ないやん!と子どもに聞くと、「のこった」で「一歩」を貯金しておいて、あとでピンチの時に、一歩だけ逃げられるようにする、とのこと。危機管理が遊びに含まれていて、ぼくらの頃よりも、堅実な子ども達の遊び方に、驚いた。なるほど。この堅実な遊び方の子ども達が、堅実な未来を作っていくことができるように、ぼくらは何とか、世界を破滅させ過ぎない状態で、彼らにバトンを託せるようにしたいなぁ、と思いました。