野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

迂回ルート

豊橋愛知大学に、講義に出かける。新幹線の車内では、昨日買った土取さんの本を読んだりしつつ、途中からは、エンリコとの11月1日のコンサートの準備など。ぼくの新曲も、いい感じでできそうな予感。

愛知大学のメディア芸術専攻は、良い感じで学生達で賑わっている。先週に続いて2回目の講。本日も180分。学生達と歌を共同作曲。4グループに分かれてのグループごとの音楽創作。面白いパフォーマンス作品が生まれてくれて、楽しかった。最後には、明日の東京でのフォーラムで行う5分間のプレゼンの予行演習まで、させていただく。楽しい講義でした。若い方々からは、良いエネルギーをいただきました。

さて、そのまま京都にとんぼ帰りして、水曜日のガムラン。先週は欠席したので、今日は参加したかったのです。子どもガムランでは、すっかり作曲モードが定着していて、本日は、3つの新曲「ビドーナ」、「アナナス」(副題:つまりパイナップル)、「ナシーナ」が誕生。大人ガムランでは、以前に子どもガムランで作った「ゴニしらん」をやってみたり、大人ガムランで作った「大人の祭」をやったりした。このグループは、どんどん良くなっている。そして、最後に新曲を作った。本日は「時代祭」だったので、道路を迂回しなければならなかったので、「迂回ルート」という新曲を作った。「迂回ルート」は、決して隣の鍵盤に行っては行けない迂回奏法をする曲で、途中で一瞬だけ祭に遭遇し、最後はスムーズに速く演奏する曲。名作がまた一曲増えました。