野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

朋有り、近所より来たる、亦た楽しからずや

一昨日は、東京の池田邦太郎さんと京都駅でお会いして語りました。まさに、朋有り、遠方より来たる、亦た楽しからずやだったわけですが、本日は、朋有り、近所より来たる、亦た楽しからずやでありまして、木ノ下歌舞伎を主宰する隣人と、世間話から鶴屋南北から舞台芸術や教育まで、語りましたが、3時間では全然時間が足りないので、続きは明日に持ち越し。ということで、最近、国際交流基金に登場した木ノ下裕一インタビューを是非、ご一読下さい。

http://www.performingarts.jp/J/art_interview/1.html

2011年に発足した「千住だじゃれ音楽祭」で、少しずつ歴史を刻んでおりますが、構想3年の後、今年10月、ついに「千住の1,010人」という駄洒落を実現すべく、1,010人による演奏会が開催されます。と言っても、ここが終着点ではありません。もともとは、2012年に区政80周年のために、「千住の1,010人」を構想したわけですが、既に区政82周年という中途半端な年なので、この企画は、あくまで第1回「千住の1,010人」と考えております。これから継続的に「千住で1,010人」を続けていき、区政100周年の頃に、「千住の1,010人」は、すっかり町の恒例行事のようになれたらいいな、などと夢想したりします。で、これに関わってくれるインドネシアの作曲家メメットと、タイの作曲家アナンと、チャットにて打ち合わせを行いました。メメットとインドネシア語でチャットをしていると、アナンから英語でメッセージが来て、アナンに返事をしていると、メメットからインドネシア語でメッセージが来る。頭が混乱します。とにかく、6月中には、メメットが1,010人のための新作のスコアを書いて送ってくれること。声、ボディ・パーカッション、手づくり楽器、ペットボトル他の身の回りにある物(特に魚市場にあるもの)、楽器などで構成される音楽。楽しみです。