野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

バスに5度乗る

本日はバスの一日乗車券を購入。500円ですが、京都の市バスは一回220円なので、3回乗ると、得です。通常は、自転車で転々とするのですが、たまにはバスの旅を。

清水道まで206系統で行く。清水坂を上り、清水三年坂美術館に展覧会を観に行きました(ちなみに、受付だかショップだかで仕事する人の求人出ていました、興味のある人は、美術館へ行って、聞いてみると良いのでは)。それにしても、清水寺の辺りは、観光客で賑わっていますね。美術館では、七宝、蒔絵などの技の細かさやこだわりを堪能し、特別展の刀では、こんな装飾があったら戦う気なくなるなぁ、と思えるデザインもいっぱいあって、ほんわかしました。刀にお魚がパクパクしていたり、イカがいたりする装飾を施せた日本人は、どうして国会議事堂の椅子には、動物のキャラクターのデザインをしておけなかったのか、と思いました。

http://www.sannenzaka-museum.co.jp/

その後、HAPS(東山アーティスツプレイスメントサービス)のオフィスを訪ね、スタッフの方々と打ち合わせというか雑談というか、色々話し込みました。明日はHAPSで、税理士の方が来られて、アーティストのための確定申告講座をやるそうです。ぼくは、毎年確定申告をしており、ぼくの確定申告のノウハウも教えられるかも、とも思いました。

昔は、経費にできるものが少なかったのですが、活動を続けていくうちに、経費にできるものが増えていきました。例えば、昔は、温泉や銭湯に行くのは経費ではありませんでした。単なる入浴なので。ところが、「お湯の音楽会」など、銭湯で音楽をする活動を始めると、銭湯に行くのは仕事になり、視察になるので、これは経費になる。畑を借りるのは、単なる趣味だったはずなのですが、「畑の音楽会」や「音楽畑」をすると、野菜を育てるのも作曲の手段になるので、畑の賃料も作曲の経費になるのです。屁理屈じゃなくって、本当に、生活費のように見える出費の多くが、仕事のための経費になってくるので、以前よりも税金の還付を受けやすくなっております。

http://haps-kyoto.com/en

その後、207系統で四条河原町に出て、205系統で河原町丸太町に出て、友人と会い、204系統で、烏丸丸太町まで出て、そこから少し歩いて、パレスサイドホテルへ。このホテルの一角で、週に一度、飲み物などを持ち寄って開かれる「おかばー」なる集いが行われているのです。初めて来ましたが、なかなか濃厚で、いかがわしく楽しく、人々が交流しておりまして、色々な方とも遭遇しました。これも交差点ですね。「おかばー」のブログがあるようです。

http://okabar.exblog.jp/

その後、幸いに終バスに乗ることができて、自宅まで帰りました。計5回バスに乗りました。