野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

50年前と100年前と今

名古屋に日帰り旅行。大須商店街を散策の後、名古屋市美術館にて、「ハイレッドセンター」展を鑑賞(赤瀬川原平さんは、母校、旭丘高校の大先輩でもあるのです)。50年前の直接行動を堪能(それにしても、ハイレッドセンター結成から、50年も経つのですね)。

http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2013/hrc/

その後、愛知芸文センターで、こちらは100年前に作曲された「春の祭典」に2013年のダンサー達が対峙する山田うんカンパニーを鑑賞。マレーシアでマリオン・デクルズが「あなたは、山田うんと一緒にやるべき」と薦めてくれたので、一度、見ておくかと思って見に来たのです。

「制約」と「自主規制」の狭間で、我々は前衛芸術家は常に「自由」への跳躍を模索しているわけですが、50年前のハイレッドセンターや100年前のストラヴィンスキーニジンスキー、さらには現代のダンサー達、それぞれの自由への一歩を感じながら、自分自身も改めて、一歩ずつ踏み出して行こうと思いました。