野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ニジンスキー


ニジンスキー振付、ストラヴィンスキー作曲のバレエ「春の祭典」が発表されたのは、1913年。14年前、イギリスにいる時に、ダンス史研究家と知り合い、ニジンスキーのダンス譜などの本を読んだりして、また、ニジンスキーのダンス譜や当時の出演者などからの証言などを頼りに、当時の状況を再現したバレエの映像というのをダビングしてもらったりしたのですが、これが大変笑けるし、面白い。

で、今も大切にそのVHSは持っているのですが、YouTubeでその映像が見れます。第1部の後半の長老が大地にキスをするところもいいし、第2部の前半の生け贄を選ぶゲームをしているところもいいし、最後の生け贄のソロが大好きです。みなさんも良かったら見てね。

http://www.youtube.com/watch?v=bjX3oAwv_Fs
http://www.youtube.com/watch?v=vb8njeKBfqw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=mK64sTi4mKc&feature=related

実は当時、どうしてストラヴィンスキーの音楽には、その後もモーリス・ベジャールとか、ピナ・バウシュとか色んな振付家が新たに振付しているのに、ニジンスキーの振付に誰も新たに作曲をしないのはどういうことか、と思ったのでした、そう言えば。そして、HullにあるHessele High Schoolに1週間ワークショップに呼ばれた時に、高校生に音を聴かせずに映像だけ見せて音楽を作ってもらった(「イエローマン」っていう曲と「プライベートダンサー」という曲を子どもたちは作った)。そう言えば、ぼく自身がこの振付に作曲しようと思っていたんだった。思い出したので、そのうちやります。


ニジンスキーの振付で有名なのは「牧神の午後」でこれはニジンスキーの初振付作品だったんじゃないかな。ニジンスキーの振付けを再現している舞台は、これ

http://www.youtube.com/watch?v=uFRUK2SVeQc&feature=related

ちなみに、ニジンスキーの妹(ニジンスカ)の振付、ストラヴィンスキー作曲「結婚」の映像も好きですが、これもありますね。
http://www.youtube.com/watch?v=yi-5mugSiX4
http://www.youtube.com/watch?v=EiazdmmZF_8
http://www.youtube.com/watch?v=0-ni8XUOqdM

本日は、ウイーンから東京に来ている内橋華英さん、香音ちゃん、内橋和久さんと再会しました。内橋さんは、シアターコクーンで「三文オペラ」(宮本亜門演出)で音楽監督をしています。華英ちゃんは、作詞家としての活動も開始していて、UAのCDに作品を提供するほか、ウイーンでも作詞、楽曲提供など、アーティスト活動を始めているようでした。指揮する内橋和久さんの姿もいいものです。この歌は、巻上公一さんで聴いてみたいなとか、、、、思ったりしましたが、、、、、。ウイーンに行く時には、内橋さんとライブする機会を作りたいな。。。