野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

野菜楽の新作をやりたくなった

バンコクの郊外のノンタブリーというところの環境問題に取り組むNGO "Ecological Alert And Recovery - Thailand"(EARTH)の事務所を訪ねる。代表のペンチョムさんは、水俣に視察に行ったこともあり、ワライポーンさんは水俣に視察に行った後、福島をはじめとする原発関連の調査をして帰国したところらしい。

タイにおける原発関連の記事が読めるらしい
http://thaiastroboy.wordpress.com/
タイの放射線量のブログがあるらしいとか
http://nuclearwatch.blogspot.com/

まぁ、いろいろ教わったし、色々、話もしました。タイ政府は、2020年を目標に原発をスタートさせる計画を、日本の原発事故を受けて延期。現在、2023年〜28年の間に、数基の原発を稼動させることを目標に、動いているらしい。

一方で、タイの国内でも、様々な持続可能な有機農業を展開している地域がある。そうした地域を地図に書き込み、同時に原発候補地を書き込むと、そうした地域が近接していたりする。

そして、突然、ペンチョムさんが、近くの有機農業を促進するNGOの代表のスパさんに電話してくれて、会いに行くことに。

このスパさんとの出会いが、非常に大きかった。徒歩2〜3分で、スパさんの事務所へ。とても魅力的な庭に、プランターがマンションのようになったものやら、廃材を利用したプランターなど、様々なアイディアのプランターで野菜が育てられている。忙しくって会議中なので、10分だけ、と会いに行ったスパさんは、ぼくの青森でのインスタレーション「音楽畑」の写真や、「レタスピアノ」の写真を見ると、「うちのスタッフに見せたい」とカタログを持って、奥の部屋に行ってしまい、説明して戻って来る。

スパさんはシティーファーミングも推進していて、都会で色々なアイディアでプランターを利用して、野菜を育てることを推進している。そして、スパさんと話しているうちに、10月に京都のアートスペース虹で展示する作品のアイディアが、浮かんできた。楽器がプランターになっている、またはプランターが楽器になっている、そんなイメージだ。

ここにいっぱい写真もあります。
http://thaicityfarm.com/

帰国したら、野菜を育てるぞーーーー!