レタスピアノというサウンド・インスタレーションは、展示が開始して以降も、実は制作が継続中です。というのは、風によって、どれくらい揺れるかを、取りつける葉っぱや木の幹を変えることで試しているのと、もう一つは、弦に直接触れているピアノの部品を、微妙に形を変形させて、当たる弦の位置を調節しているのです。
もちろん、風で演奏しているので、どの弦に当たるかは、かなり偶然なのですが、この形を微妙に変形させることで、この偶然の確率が微妙に変わり、出現する音楽も微妙に変わってきます。その変化を楽しんでおります。