野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ロンドンのワークショップ2日目

ロンドンのSouthbank CentreのHayward Galleryでのワークショップ2日目。

wide open schoolのブログに、写真やレポートが載っております。こちら
http://wideopenschool.wordpress.com/2012/07/09/mistakes-and-misunderstandings-in-music-makoto-nomura-2/

昨日よりも人数が増えました。ホエールトーン・オペラに参加したクリスや、島原のジオパーク会議で出会ったジョナサンなども参加。前日のワークショップで生まれた「The leaves blowing in the wind」とは、どんな曲だったかを、今日のワークショップ参加者で想像しながら、再創造しました。

例えば、昨日やったspatial communicationという場面は、どの楽器だったか、の情報のみ与えて、それとタイトルだけから、どんな曲かを想像して、数人で演奏してみました。その演奏をまた、別の数人で、真似して演奏してみます。それを、さらに別の数人で真似して演奏してみます。そのプロセスを続けていくうちに、前日の作品よりも、よりクリアな曲調になっていくのが面白かったです。

午後、アンジー・アトマジャヤと再会。夕方には、アンドリュー・メルヴィンと再会。アンドリューの博士論文を読ませてもらう。「しょうぎ作曲」、「てぬき」、鍵ハモトリオ「トリオ」など、ぼくについて何度も論文の中で触れてくれて感謝です。

夜、ピアノ連弾リレーのコンサートを聴きに行く。7人のピアニストがリレー式に二人ずつで、連弾。73歳のマイケル・パーソンズが、ピアノを弾きながら力強く歌うのに、驚きました。ええ声してる!