震災のためのイベントを、インドネシアのジョグジャカルタ市で開催すべく、準備中です。日本の心配をして、心ここにあらずで、飛び回っていたら、風邪をひいて寝込んでしまいました。南国インドネシアで、数日お風呂に入れないで、汚い状態が続くと、ああ、宮城の友人たちも、震災後、まだシャワー浴びてない、お風呂まだ、などと日記に書いていたなーと、思ったりします。
そんな中、日本語で原稿を作成し、佐久間新さんに協力を要請して、インドネシア語に翻訳していただきました(ありがとうございます)。被災した宮城のえずこホールの仲間たちの現状を、インドネシア語で報告します。えずこホールの建物は一部壊れたがスタッフは無事だったこと。津波から避難してきた人々の避難所として使われたことや、被災者たちのために演劇ワークショップをしたこと。えずこホールや隣の体育館に、被災者が避難してきていて、その人たちは精神的に本当に参っていて、そんな中で、被災している地元の人々が、避難所の人のために演劇ワークショップなどをしているようです。詳しくは、こちらをご覧下さい。
http://www.ezuko.com/
連絡がとれたワークショップの参加者たちの様子。アート屋台プロジェクトのこと。また、仙台から寄せられた震災翌日のお子さんの誕生日が祝えなかったこと。数日たって、偶然見つけたケーキ屋さんで購入したケーキで祝った数日遅れの誕生祝いの写真なども、ご紹介します。
インドネシア語ができる日本人はいっぱいいるのに、やはり、これは、ぼくが言わねばと思って、原稿を何十回と読んで練習中です。アドリブで喋れるまで、何回も読んでいきたいです。
24日のイベントは、ジョグジャの凄いアーティスト達が、ノーギャラでお弁当も出ない状態(を納得してくれ)で、出演してくれます。芸大舞踊家の先生で、スマトラ舞踊の名手のラジャさんも学生を5人伴って出演するとか、振付家/舞踊家のビモさんも、二胡の演奏家のハリヤントさんも、芸大作曲家で実験音楽のメメットさんも、パントマイムのジュメットさんも、インドや日本などあらゆるスタイルの声を操るパルディマンさんも、そして、もちろんジョグジャの天才音楽家/舞踊家のスボウォさんも、出演してくれると言っています。こんなメンバーが勢揃いするなんて、という状況です。これに、日本人留学生のマミさん、ヒカリさん、クミコさん、カオリさんも加わります。
明日のコンサート、日本のみんなにも聞いてもらえたり、見てもらえたりしたいです。本当にビデオスタッフ来て、YouTubeにアップしてくれるのかなぁ?今日、打ち合わせに、音響スタッフ来なかったし、きっと本番はちゃんと来てくれると思うけど、ジャワ流なんだと思うけど、でも、心配だなぁ。
こっちにいる日本人の留学生たちが、すごく頑張って準備してくれてるし、スボウォさんたちが、すごく相談にのってくれる。しかし、異国でイベントを企画するのは、習慣も違うし、大変なことが多い。
あと、純粋な気持ちで、このイベントに関わってくれる人に感謝すると同時に、下心があって接近してくる人もいるかも、という懐疑心も出てしまいます。日本と関わって、後に日本との仕事とつながるかもしれない。そうすると、お金にもなるし、、、。そういう意味での下心のある人も出てくるかもしれないくらい、噂が噂を呼んで、よく知らない人からもコンタクトが来たりする。多くの人が日本の被災者のことを思ってくれるのは嬉しい。しかし、まずは、ぼくたちは、丁寧に、人間関係を築き上げていくこと、をしないと、いけない。勢いでやらずに、丁寧に築き上げていくこと。未来のために。
明日の本番が、ぼくらの未来を照らしますように。