野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

動物園のダンスと演劇

昨年12月22日に、入籍して1周年なので、妻と白浜のアドベンチャーワールドに一泊旅行に出かけました。

パンダ達は、ゴロゴロ、むしゃむしゃ。


イルカのライブパフォーマンスは、すごい身体能力と、人間との共演に、びっくり。ダンス公演と思って見ると、とんでもないダンサー達であり、とんでもなく息の合っています。

アニマルランドのライブは、演劇になっていました。飼育係の方と動物による演劇で、アシカや犬やアヒルなどが演劇に出演していて、しかし、何かをする度に、ご褒美の餌を、即座にもらうのです。演劇しながら、芝居の筋と無関係にこれだけ食べる演劇を初めて見ました。つまり、フィクションとリアルが混在しているわけです。これは、面白かった。

これは、通常の芝居で言えば、フィクションとしての演劇をしつつ、同時に舞台上で、俳優へのギャラの支払いが行われているようなものです。そんな演劇を見たことがありませんし、あり得るとも思っていなかったのですが、ここにありました。びっくり。

ラッコの食事タイムにも遭遇できて、これが、またまた、よかった。

非常に楽しかった。

動物達による音楽会は、残念ながらありませんでした。それと、会場の至る所にスピーカーがあって、音楽などが流れているのですが、耳の良い動物達にとって、この音は、さぞかし騒々しいだろうな、別の音のやり方もあるだろうに、と思いました。

ぼくは、2004年にイギリスで「ペットを連れて来てよい音楽会」を実施して以来、動物が出演する音楽会の可能性を、色々、模索しています。「動物との音楽会」は、ちゃんと準備して、本気で実現したいです。来年は無理なので、2012年以降で、動物の専門家と共同で、きちんとプロジェクトを立ててやりたいです。