野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

プールの音楽会

8月28日に名古屋で開催される野村誠「プールの音楽会」。ぼく以外に、11人の演奏者がいます。本日も、プールではなく、部屋で練習。

練習風景は、こちらをご覧下さい。
http://aichitriennale.jp/blog/2010/08/22/

本日の練習内容は、

13:00〜14:30 ウォーター・パーカッション・オーケストラ

1)アトリウム
2)しょうぎ作曲
3)コンチェルト

14:30〜15:15 バタ足オーケストラ
15:15〜15:50 トガトン/ペットボトル/月光
15:50〜16:00 リコーダー
16:00〜16:20 ざっくり通し
16:20〜16:30 衣装の確認ほか
16:30〜17:00 バタフライ名手トリオの打ち合わせ     

という具合で、濃密な4時間でした。

1)=全員がバラバラ、2)=3つのパートに分かれる、3)=全員が一緒
という3つのモードになっています。

「アトリウム」というのは、以前ACAC(青森)のワークショップで考案した鍵盤ハーモニカの曲で、これを水バージョンにアレンジ。この曲は、バラバラに演奏しているものが、だんだんバラバラでなくなるもの。

水中での「しょうぎ作曲」(野村考案の共同作曲法)もやってみたいので、本日は「しょうぎ作曲」の説明。

「コンチェルト」は、鍵盤ハーモニカのソロ(野村)+水のオーケストラによる協奏曲。オーケストラは、全員同じことをする。

「バタ足クインテット」は、水に入っていない状態では、かなり良い感じにできました。問題は、これが、水中でも可能か、ということです。

「ウォーター・トガトン」は、前回よりも多くの竹筒を用意してもらい、音のバラエティも増えて、ますます面白くなっています。この曲は、12人で演奏するので、シェーンベルグの12音音楽へのオマージュでもあります。

水泳の名手は、あまり音がしないらしいので、野村のゴジラ泳ぎの騒音と、彼らの静かの泳ぎのコントラストを味わってもらえれば、と思っています。

いよいよ次回、27日のリハーサルは、プールで行います。