野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

お風呂に入って鼻歌を歌う

10月31日の銭湯混声合唱曲に向けて、今日は本格的にお風呂に籠って作曲しようと決意する。
五線紙とペンと歌詞のメモを持参で、さやの湯に出かける。

脱衣場で、応募にあった歌詞を2行程度覚えて、浴場に移動。お湯につかって、(他のお客さんに不審がられない程度の小声で)歌詞を何度もつぶやきながら、次第に鼻歌になる。鼻歌で定着したら、脱衣場に戻って、メロディーを譜面に書く。書いたら、また歌詞を2行程度覚えて、浴場に戻る。以下、同様に、合計10回以上、浴場と脱衣場を行き来する。ほとんど休憩なしに、約3時間、浴場と脱衣場を行き来して、さすがに相当、逆上せました。

お風呂に入りながら、鼻歌を考えると、のんびり作曲できるかと思いましたが、瞬時に次々に作曲していかないと、ずっとお湯につかっていないといけないので、無駄を省いて、どんどん考えるようになったりしました。

3時間たった時点で、体重が1キロ減っていました。その間、途中で何度も水を飲んだのに、1キロやせました。そして、ものすごくお腹がすきました。お風呂に入るというのは、本当に重労働なんだ、と改めて思いました。

10月31日は、福岡の大春湯で、「お湯の音楽会」です。ぜひ、来てください。
http://www.ft2009.org/jpn/boshu4.html