野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

Keyboard Choreography Collection vol.2 2日目

午前中の保育園児とのワークショップは、初日がヒューがリード。二日目の今日は遠田誠がリード。昨日とはまた違ったアプローチで、新奏法が次々に生まれる。また、片岡祐介さんにも、ワークショップに加わってもらう。

昼休みを使って、Play the buildingというツアーに参加。これは、ホールの施設を紹介するツアーでありながら、それが移動音楽劇になっていて、多くの笑いの要素も含んでいる優れもの。非常に面白い。しかも、それを演じているのが、ヒューの友人のTimを除くと、残りは講座に参加している音楽ワークショップの訓練生たちで、そういうところも良いなーと思った。

午後のビデオ分析には、片岡さんにも加わってもらう。

夕方のワークショップでは、ホエールトーン・オペラの「どうやって実がなるの」を導入にやったりもした。倉品さんに色々アイディアを膨らませてもらおうと、ヒューに提案していたのだが、それは実現せずに、今日も遠田誠が演出で進む。今日は、オランダから見学に来ている英語が堪能な友人に通訳を頼んだ。すると、言葉の意味は、より厳密に伝わりやすいが、日本語(そして英語)で喋っている言葉数がどんどん多くなっていき、ワークショップの中で言葉の飛び交う量が増えてしまう、という現象も見られた。もう少し、言葉を少なめにしていけるといいのかもしれない。いろいろ模索中。ワークショップの途中に、吉野さん、えずこホールの玉渕さんと、The Sage GatesheadのKatherine Zesersonと打ち合わせ。

その後、門限ズ+片岡祐介で、金曜日のパフォーマンスに向けてリハーサルをした。金曜日のプログラム案が決まってきた。

1 ピアノムラ(野村ピアノソロ+門限ズによる妨害?)
2 門限ズによるキーボード・コレオグラフィー
3 ワークショップ参加者+ヒューによるキーボード・コレオグラフィー
4 茶碗蒸しリスペクト(=ヒュー+片岡+野村)
5 アナブレプシスby門限ズ
6 どうやって実がなるの
7 (全員で)手相キーボード・コレオグラフィー
8 門限ズのテーマ(を歌う)