野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

Keyboard Choreography Collection vol.2 3日目

朝、緊急の電話で目覚める。昨夜、遠田誠が帰り道が分からず、家に帰れず、一夜を明かしたと知る。一睡もしていない遠田誠と再会してから、午前中の保育園児とのセッションが始まる。野村がリード。今日は、いろいろ模索したが、アップライトのピアノの鍵盤の上から、ハンマーと弦の上にかけて、大きな模造紙を設置し、その上に子どもが絵を描く、というのが、今日の一番の収穫だった。音楽的のも面白いが、できあがる絵もよかった。新種のプリペアドピアノ。

昼間は、来年のホエールトーン・オペラの打ち合わせ。10月に開催されるJuice Festivalで、ホエールトーン・オペラをやるプラン。1幕をDance City(ダンスの劇場)、2幕をThe Sage Gateshead(コンサートホール)、3幕をThe Baltic(美術館)、4幕をLive Theatre(演劇の劇場)という4つの会場で開催し、各幕ごとに、それぞれのジャンルに特化したアーティストとコラボレートするという案。

分析中の3時間は、遠田誠は熟睡。

その後、明日の会場のセッティングの打ち合わせを経て、夕方のセッションでは、本番をイメージして、リハーサル。「門限ズのテーマ」を逆空耳の歌詞で英語で歌ってもらうのが、イギリス人に思いのほか好評。

夜はTimの家に夕食に招かれて、狂ったような即興のセッションが続く。Timはイギリスのあいのてさんですねー。

遠田誠は、今日は熟睡できることでしょう。