野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

えずこせいじんモンゲンズ3日目

門限ズ=倉品淳子(演劇)+野村誠(音楽)+遠田誠(ダンス)+吉野さつき(マネジメント)が、宮城県仙南地域のえずこホールでの滞在制作+アウトリーチ「えずこせいじんモンゲンズ」の3日目。

ぼくは、朝、他のメンバーより先に劇場入りして、ピアノを練習。劇場のロビーでは、藤浩志さんが展示作業中。中川賢一さんとやる2台ピアノのための野村の新曲2曲を練習。また、片岡祐介さんとやるマリンバとピアノのための「くつがえさー音頭」(これも野村誠作曲)も練習。そして、片岡さんから昨夜届いた鍵ハモ2重奏版の「春の祭典」も譜読み、練習する。

1時間半ほど練習して後、映像の泉山ロードくんから、インタビューされる。こうした映像も、3月4日、5日の「えずこせいじん祝賀祭」の中で披露される。泉山くんの編集が大変だ。

その後、門限ズのメンバーと合流し、衣装のための素材を求めてのショッピングを終えて、素材を藤さんに見せると、藤さんがぬいぐるみ等の切れ端やら色々な素材と組み合わせて、被り物などを次々に作っていく。簡単な日常素材を最小限の加工なのに、かっこよく仕立ててしまう藤さんは、凄い。

片岡さんから届いた「春の祭典」を、山田うんさんが作ったオープニング映像と合わせて生演奏するとのことで、うんさんの映像を確認。映像に合わせて演奏してみると、ぴったり合う。これまた、面白い映像である。

泉山くんによる門限ズのインタビュー映像撮影の後、白石高校吹奏楽部を訪ねる。吹奏楽部のサンバのノリノリ演奏を聴かせてもらって後、門限ズの一人ずつのソロ。倉品淳子の一人芝居で、コントラバスの子との絡みがあったりして爆笑。野村は、鍵ハモイントロダクション。遠田誠のソロダンスは、ゴミ箱とのデュオになったり、生徒にも絡みがあったり。野村も途中からピアノで共演。最後の吉野さつきのプレゼンには、門限ズ全員で関わってのフィナーレ。

吹奏楽部とは、「せーの」と「1234」で即興をした後、楽器を演奏しながらの演劇やダンスを色々試みて、2つの面白いピースができてきました。明日も楽しみです。

そして、ホールに戻って後は、尺八の奈緒子さんとの即興セッションなどを経て、えずこシアターへのご挨拶。さらに、鍋アウトリーチで、色々な交流をしながら、3月4日と5日の構想が、明確になってきています。5日の「えずこらぼれーしょん」でご一緒するダンサーの楠原竜也さんとも、初顔合わせでした。