老人ホーム「さくら苑」へ行く。1999年に開始した共同作曲は、まだ続いている。10年前の開始当時のメンバーは、樋上さん以外は、今は亡き人となっているので、現在では、第2世代、第3世代と、世代交代が起こっている。樋上さんは10年間この活動に関わり続けているので、どんどん芸風に深みが増して、名人の領域にある。
開始当時は、樋上さん以外にも、沼田さんとか、山田さんとか、小沢さん、内藤さん、など、濃いキャラの人がいっぱいいて、その中の一人だった樋上さんは、今では、この共同作曲のリーダーと言える。しかし、今日は、ここ1年くらいで毎回参加しているメンバーが、レギュラーメンバーとして、個性を発揮してきて、樋上さんに負けない存在感やアピールが出てくることを痛感する一日だった。
数回前から長谷部さんが大正琴を演奏するようになっている。ボタンを押すと、アシスタントが弦を弾くという2人3脚的な演奏。今日は合計50曲くらい演奏したような感じで、しかも「わいわい音頭」なども、大正琴で演奏していた。また、中武さんも、相変わらずよく笑うのだけど、以前よりも参加の密度が濃い感じだったり、、、、。
いずれも80代、90代の方々なので新しい世代と呼ぶのはおこがましいけれど、こうやって続けていくと、途絶えてしまうのかと思われた伝統を受け継ぐ新しい世代が出てくるみたいだ。
この共同作曲は、ぼくが30歳の時にスタートした。40歳になったけど、まだ続いている。50歳や60歳、さらにその先まで続くのか、分からないけど、ライフワークになっている。
さくら苑での共同作曲については、以下の本をぜひ参照してください。
- 作者: 野村誠,大沢久子
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 単行本
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