野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

今日はマネージャーではなく、、、、

1月4日、7日とヒューにワークショップをやってもらって、ぼくは、それを見せてもらっていました。自称マネージャーだったのですが、今日の赤羽台西小学校での大人も子どもも参加するワークショップで、今回初めてヒューと二人でワークショップをします。

最初、二人で即興をしていて、ヒューが子どもに関わっているところから、「えー」という子どもの言葉が出て、そこから「えはがき」という言葉になって、1曲目は「えはがきおんがく」という曲を作った。

続いて、2曲目は、「いすおんがく」を作った。

ヒューの「目隠し指揮者」というのを教わったあと、3曲目は、「まどおんがく」。

休憩後は、ぼくの「それは知らない」をやってみたあと、4曲目として、「つかれたから、おやすみなさい」という曲ができた。これは、(1)立って声のパターン(2)座って楽器でフリー(3)休む(4)楽器でパターン(5)立って声でフリー(6)立ったままで休む、の6つの状態を、疲れた人から次に進む、というルールの曲です。

そして、最後に4グループに分かれて、創作。「しぜんのおと、はるのあめ」、「無題」、「The 熱血教師 ONO」、「2月は寒いぞソング」の4曲ができた。「しぜんのおと、はるのあめ」は、演奏を始める合図をする指揮者とやめる合図をする指揮者がいる曲、「無題」はしりとりをしながら演奏する曲、「熱血」は順々に加わり、熱血教師が指揮をする曲、「2月は寒いぞ」は、寒い駄洒落を言って、みんなで「さむいー」と震えながら、展開していく曲。この4グループについて、ヒューが、「大人がリードしていたグループ」、「子どもがリードしていたグループ」、「ほとんどの時間を相談に費やし、楽器をほとんど演奏しなかったグループ」(コンセプト先行型)、「ほとんど相談せずに楽器をやり続けたグループ」(肉体派)があって、どれがいいとかは言わないけど、そういう4つがあった、とコメントしていたのが、面白かった。

親、先生、子どもが、混ざり合っている場自体が面白かったし、続けていくと、この場から、色んな音楽のやり方が発信していけそうな気すらしたし、ぼくは継続したプロジェクトとして続けてみたいな、と思った。