野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ツキイチ即興ナイト

広島の呉にて。
ツキイチ即興ナイトの8回目に参加。これまでは、寺内大輔さん、三宅珠穂さんが交互につとめてきた案内人を、今日は、ぼくがやりました。

会場はPlan U、鍼灸師の橋本さんが1年前から始めたスペースです。
寺内君の友人の作曲家のキムジョンヒさんが韓国から参加、オランダ留学中の友人というヴィオラのサトコさんも、福岡から参加。遠方から駆けつける人もいました。

さらに、ワークショップに参加した人の中には、

2000年に、芸団協のシンポジウム(太宰久夫さん、如月小春さんが、ご一緒でした)で、ぼくの話に感銘を受けて、ずっとあの人に会いたい、言い続けていたという「呉こどもNPOセンター」の方がいて

仲間を引き連れてきてくれたり、

2001年の東京オペラシティに「タコとタヌキー島袋野村芸術研究基金」の事務所を開設する、という展覧会をした時、当時学生で、ぼくに話しかけたという廿日市にある美術館の学芸員の方も、来てくれました。

7、8年前に、自分が言ったこととかが、その人の中で続いていて、こうやって再会するのは、不思議な気持ちです。

かつて広島大学大学院で演劇遊びについて研究しておられた須崎朝子さんとも、久しぶりに再会。

前半のワークショップでは、野村誠片岡祐介「音楽ってどうやるの」(あおぞら音楽社)にも載っている「それは知らない」、「手拍子のロンド」、野村誠Hugh Nankivellホエールトーン・オペラ」より「どうやって実がなるの」をやりました。

後半のセッションでは、2〜3人ずつで2分の即興演奏をし、それに、タイトルを考えて、もう一度30秒で演奏してみる、というのをやり、最後に、それをつなげて、7つのセクションから成る曲として、通して演奏してみました。

1 サバンナの幸せ
2 恐喝と詐欺
3 こわれた動物園、こわい
4 敵か味方か
5 草原の地味な会議
6 津波
7 幽霊の誕生日

なかなかいい曲です。