野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

鍵ハモサミット@四谷カノンホール

本日、本番でした。
朝、10:30に会場入りして、練習してたら気がついたら13:30で開場時間になっていました。集中すると、こうなってしまうのが、ぼくの悪い癖です。

本番をやってみての感想ですが、やっている方の気分としては、ボロボロでした。でも、お客さんの反応としては、なかなか良かったようですし、主催の川村龍俊さんも非常に喜んでくれていました。で、あとで録音を聞き返してみたら、全然ボロボロな感じはなく、なかなか楽しく聴けました。皆さんが喜んでいただけて、すごく嬉しいです。そして、メロディカ・サミットと銘打ったからには、もっと山の頂まで登っていきたいですが、今日の演奏は、もちろん、まだまだ未熟と反省しつつ、精進していきたいです。

それにしても同世代、同世代の作曲家に鍵ハモのトリオを委嘱し作曲していく仕事は、やりがいがあります。そして、嬉しかったことは、たった3分の曲のために宝塚から3時間かかって作曲家の近藤浩平さんが駆けつけてくれたのです。さらには、たった3分の曲のために金沢から4時間かけて作曲家の田中吉史さんが駆けつけてくれました。そして、四谷から徒歩3分で作曲家の鶴見幸代さんも駆けつけてくれました。こうした作曲家の方々が足を運んでくれたことは、本当にうれしいです。

また、名古屋から作曲家の牛島安希子さんも、わざわざこのコンサートを聴くために来てくれましたし、加藤千春さんも新作を書きたいと言ってくれました。作曲家の平石博一さんも来てくれました。今日は随分作曲家がいっぱい来ていました。今度は、牛島さんとぼく+もう一人で、名古屋で鍵ハモトリオやりたいです。

皆さん、ご来場、本当にありがとうございました。ふがいない私たちですが、ますます精進してがんばります。鍵ハモの未来、音楽の未来、作曲の未来へ、一歩前進です。