野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

キッズサンガで南無阿弥陀仏

勝善寺での富山北組のキッズサンガにあいのてさんで出演。
本来、お坊さんしか入れない空間にて演奏することになりました。
そこでサウンドチェックをしていたら、作曲するつもりじゃなかったのに、いつの間にか自然に曲ができていました。
作曲といいますが、曲は作るものじゃなくって、生まれてくるものなのです。
だから、「音楽ってどうやるの」という本の中では、作曲の章を「できちゃった音楽」と名づけました。作ろうとして作るのではなく、いつの間にか曲ができてしまっていた、ということです。そして、今日は、いつの間にか、曲ができていました。
ちなみに、即興の章は「どうなるかな音楽」と名づけましたが、即興とは、やってみるまで「どうなるか」全然分からないので、どうなるか分からないことを楽しむのが、「どうなるかな音楽」です。

ぼくは、作曲をしているというよりは、産曲をしているのかもしれない。南無阿弥陀仏というタイトルの曲になりました。南無阿弥陀仏は、美しい響きの言葉ですね。


夜は、村門でライブでした。村門はとても音に集中して演奏でき、観客とのコミュニケーションもよく、いいライブになりました。