野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

さいたま子ども劇場、最終日の発表

しかし、大失敗。今日は、与野本町ではなかったのです。ワークショップの開始20分前に会場に着くと、なんと、会場はそこではなく、今日だけ浦和だったのです。すぐにタクシーを拾い、2時2分前にワークショップ会場に到着。そのまま、すぐにコピーをしてもらいました。

今日は来られないはずの5年生の男の子が来ていました。何の用事があったのか知りませんが、それでも来てくれたのは、うれしいです。

ということで、ワークショップ開始。ぼくは、女の子と別室で歌づくり。「顔やせダイエット」の曲。「かおやせ」と短く歌うか、「か〜〜お」という感じで伸ばすかと質問したら、両方を交互にやったら、と返事が返ってきました。あと、ダイエットということで、女の子たちと体重の話などをしました。顔やせダイエットということで、顔をマッサージしたり、変な顔をして遊んでみたりしました。結局、こ歌の途中に、みんなで「ほっぺドラム」をすることになりました。

それから、ご飯の歌。これがまた、みんなの好きな食べ物を言い合いました。これをみんなで唱えながら、肩を左右に揺するのが楽しい。

二人の女の子が、歌作りの合間にずっと台本を読んで、楽しそうです。そして、「このナレーションって誰がやるんですか?」と質問してきました。そして、「私たちでやってもいいですか?」と名乗り出てくれました。うれしいです。

戻って男の子たちの「かけっこ」と「悲しみの歌」を聞かせてもらいました。「かけっこ」は足でリズムをとりながらの曲で、「か」「け」「こ」の3文字をみんながバラバラに言う曲。「悲しみの歌」では、みんなが楽器をうまく使う曲でした。

ということで、通し稽古。初めて通すけれど、出てくる素材は全部ワークショップでやった歌なので、まずまずできる。

ということで、発表会です。発表会と言っても、同じ場所ですし、観客は親ですし、照明が変わるわけでもないので、さっきまでのワークショップとそんなに雰囲気は変わらない。そこで、最初に、ぼくが鍵ハモで「サザエさん」を演奏して、観客と舞台をはっきり隔てるようにしました。そして、続いてザウルスにも演奏してもらいました。昨日の帰りに、3分間のパフォーマンスを用意するように、と宿題を出しておいたのです。「はなうた7連発」という出し物でした。

以上の前座が終わり、いよいよ本番。本番は、なかなか良い感じにできたと思います。

演じた後、お母さん方にワークショップのプロセスを説明し、子どもたちからのいくつかの質問に答え、最後に、ぼくがソロであいのてのエンディング曲を演奏しました。途中で子どもたちに手拍子をしてと頼んで、手拍子つきのピアノ演奏。

さいたま子ども劇場の皆さん。3日間、どうもありがとうございました。