野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

十年音泉、えずこウインド場当たり(13:30〜15:00、15:30〜16:30)

続いて、えずこウインドとの場当たり。ビデオテープの舞台セットが吹奏楽団に降りかかりますが、これがまたまたカッコイイ。第1音泉の「ママとパアテルル」は、吹奏楽の音量に負けないようにマイクを使って台詞を言いますが、動きも多いので大変です。作劇の倉品さんが吹奏楽の音量を良く知っていたら、こんなことにはしなかったでしょうが、知らなかったおかげで、こうなって面白い。しかも、ピンマイクは6本しかないのに、12人も出演者がいて、みんなに台詞がある。最初は全然声が聞き取れませんでしたが、何度も繰り返すうちに、言葉が聞き取れるようになっていきました。倉品さんがヘトヘトになりながらも、もう一回やりたいと何度もチャレンジするところが、すごいです。俳優の魂に頭が下がります。それから、「テキストのたね」もやりました。矢内原さんの動きの指示などもあって、音楽にもダンス的な要素が入ってくるし、えずこウインドの人々とキャストがだんだん交わってくる感じです。こうなってくると、皆さんの演奏のノリも自然に良くなってくる。指揮者の先生は、パフォーマーとして大活躍。