坂野嘉彦さんが編曲した４曲のリハーサル。「ママとパアテルル序曲」、「テキストのたね」、「ママとパアテルルのホケット」、「光の広報」。１２月１日に〆切厳守で坂野さんに譜面とパート譜を作ってもらった序曲、まず最初に練習に取り組んでください、と念を押していたはずの序曲の演奏が、予想していたよりできが良くないので、坂野さん落胆。と同時に、その場で、色々言うと、演奏が良くなっていくので、改善の余地はいっぱいある。坂野さんは、かなりショックで落ち込んでいました。これは、ただただ要練習です。逆に変拍子で難しいのでは、と思われた「テキストのたね」は、一応、形はついていました。個人個人は、なかなか潜在能力ありですね、えずこウインド。明るい兆し。「光の広報」は、とてもいい響きで、かなりいい仕上がりになる予感を感じさせてくれました。
で、緊急事態なので、序曲は、ぼくが指揮をして、稽古日数も増やしてもらって、できる限りぼくが立ちあい、音楽に魂を吹き込むしかない、という案が浮上してきました。「十年音泉」の冒頭の曲です。気の抜けた演奏や中途半端な演奏では、全てが本当に台無しになります。多くの人の苦労が水の泡になります。ということで、本日の録音をホテルで、坂野さんと聞きなおし、スコアを検討しながら、対策を練りました。野村は、鬼コーチになります。皆さん、がんばりましょう。
