野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

合唱曲をめぐって@えずこホール

今日は、作曲家の鶴見幸代さんが到着。現在、野村誠が11歳の時に作曲したピアノ曲「たぬきときつね」(1980)を児童合唱に編曲中。ちなみに、鶴見さんは、子ども時代に回文の絵本「つつみがみっつ」を読んでいたため、「ようかんかうよ」他、様々な回文を次々に言っていました。「たけやぶやけた」を「ようかんかうよ」でやるとリズムの感じ方が、また違ってきます。

ワークショップ2日目。尾引さん+柏木くんで、昨日の「たけやぶやけた」を発展。柏木くんが、みんなを相当煽って、力を出し切って、トランスするまで演奏するように、はっぱをかけまくっていた。ぼくは、その間、ホール職員と打ち合わせ。

ワークショップ参加者のコーダイは、ヨノナカネ、カオカ、オカネカ、ナノヨ、という回文を書いていました。これ、16ビートにのるねー

その後、ワークショップを抜けて、鶴見さんと、つくしの会児童合唱団を見学に行きました。

鶴見さんは、つくしの会が演奏するために、「たぬきときつね」を編曲中で、つくしの会の子どもたちが書いた言葉をもとに歌詞を作っていますが、もっと擬音語が欲しいということで、今日は、子どもたちに擬音語をいっぱいもらいました。アレンジ完成は10月中旬を目標!!

それにしても、つくしの会の稽古場の雰囲気は、信じられないくらいいいのです。こちらが心を洗われる気分になって、元気をもらって帰って来る感じです。

夜は、えずこのワークショップメンバーと交流会。最後のひとりになるまで、話し続け、結局、深夜2時半まで。先々週は、片岡祐介さんは2日連続深夜2時半まで飲んだそうです。そして、深夜2時半まで飲んで、みんなにいじられまくった結果、自分の殻が破れるきっかけを得た人もいたそうです。ワークショップも大切ですが、飲み会も大切です。

飲み会で、だいたいこれまでの流れを把握できました。これで、一応、今後の方向性が見えてきました。深夜3時前、満天の星空に、流れ星を観測。鶴見さん、尾引さん、そして、ワークショップ参加者の小原さんと、ぼくの4人ともが同じ流れ星を見れたので、なんだか興奮でした。