野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

脳みそがアフロ@えずこホール

尾引浩志さん、柏木陽さんと、えずこホール(宮城県大河原町、仙台より南に数十キロ)へ。ワークショップやりました。懐かしい顔ぶれに久しぶりに会えて、帰って来たという感じです。柔軟体操をやっていたり、楽器を演奏したりして、待っててくれました。

声真似大会。声を使った椅子とりゲームなどやりました。柏木くんと尾引さんの声対決は、演劇としての声と音楽としての声が共存するアンサンブルで、面白かったし、一つの可能性が見えました。

あとは、「たけやぶやけた」の7文字による声のアンサンブル+楽器、というのもやりました。

最後に、みんなの声を聞いたところ、「面白いけど、わけわからないと、公演は観客に受け容れられないのでは?」という不安がありました。「面白いけど、わけわからない」というのは、わけわからないにウエートがあるわけで、この状態は、まだ面白さが中途半端なのです。面白さをもっと極めていけば、「わけわからないけど、面白い」となります。もっと、面白さを極めていけば、「わけわからないけど、面白い、すげぇ!!!」となります。ここで、「わけわからない」を気にしすぎると、「わけわかって、つまらない」ものになります。

面白いを通り越して、スゴイ、をやります。

そのためには、住民の人たちの力が、500%発揮されるような舞台にしたい。どうするか、その人がその人らしくあること、さらに言えば、その人のその人らしさが、濃縮されて舞台化されていくこと!その人が面白い、スゴイと思っていることを、やっていること。それをやりきれば、スゴイことはできる、と手応えを感じています。だから、一人ひとりが大切になってきます!!!

ということで、この3日間で、スゴイという感じを少しでも味わえるところまでいきたいなぁ。

明日は鶴見さんが来る。ますます、楽しみです。