野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

節分とコンビニ袋

NHKで音楽リハーサルでした。ただし、その前に、ものさしの回が放送取りやめになった経緯について、説明を受けました。内部の事情をそのままここで公表するのは、守秘義務を遂行しないことになるので、以下、かなり曖昧にぼくの推測などの部分を中心に書いてみようと思います。

苦情の件数が予想した以上に少ないらしいので、驚きました。「太陽系の惑星+冥王星」の数を3で割った数の苦情が来たらしい、ということでした。

で、どうも、話しから推測するに、「あいのて」は、幼稚園・保育所、子どもたちなどに好評らしく、局内では不評らしい、ということも、推測できました。で、はっきり言ってくれなかったので、これまた推測ですが、来年度も継続する見込みを持っていた「あいのて」という番組は、今年度限りで消滅する可能性が非常に高そうである、ということが、なんとなく想像できました。

この番組の立ち上げの頃には、賛否両論が出るのが良い番組、視聴者からの苦情はある程度来るのは想定内、ということは聞いていたのですが、状況は変わって、賛否両論が出ては消滅する番組、となってきているのかも、しれません。ま、今年度で終わりと決まったわけでもなさそうですし、流動的なのでしょうが、消滅の瀬戸際くらいまでは来ていると、ぼくは推測しています。

で、今後の方針ですが、とは言っても、これから内容を考えるのは、あと3本です。もう太陽系の惑星+冥王星の数を3で割った数の番組を作るだけです。既に、1月中旬放送までの内容は決まっています。その残りの3本をどう作るかですが、一つには、今年度で終わってしまうならば、やり残しのないようにしたい。例えば、今年度で終わっちゃうなら、来年度にやるつもりだったネタを全部一気に紹介するような大盤振る舞いな回を最後にやっちゃってもいいし・・・。また、残りの番組で3度目のNGを出したら、それこそ現場の番組担当者たちが左遷でもされちゃいかねないと心配なので、それは避けたいが、それを気にしてつまらなく自主規制することは絶対に避けたい。今まで以上に、番組を良くしたい。

ということで、残り3作のうちの2作を、今日考えました。節分の豆まき、そして、コンビニ袋。どちらも、今まで以上にディープなところに踏み込めそうです。

それと、「あいのて」とは別に、一人の芸術家として、今後も野村誠は、賛否両論が出ることを恐れずに、音楽の核心をきちんと突いていきたいと思います。