野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

今年度の最終回収録

「あいのて」の今年度の最終回の収録でした。最終回ということで、今までにやった曲が別バージョンで出てきたり、エンディング曲の生演奏があったりします。

エイちゃん、ルリアちゃんの演奏や、カメラ、音声などスタッフの動きなどを見ても、この1年間で、すごく関わっている人たちが、音に敏感になり、音をテレビで伝えられるスペシャリストになってきたなぁ、と感じました。

エイちゃんが、途中で、「もっとやりたい」という台詞を間違えて、「またやりたい」と言っていました。そういう言い間違いをするということは、エイちゃんが、また「あいのて」やりたい、と思っていてくれるのだろうな、と思い、嬉しくなりました。

エイちゃんのお母さんは、毎回スタジオに来ていますし、お父さんも頻繁に来ていますが、ルリアちゃんのお母さんが初めて来ました。親子というより友達同士のような感じです。ルリアママは、即興で歌を作る達人で、ルリアママの作った歌が、みんなに大流行。エイちゃんは、一日中歌いまくっていました。

打ち上げで、エイちゃんはテンション高かったのですが、エイちゃんが帰る時間になった時に、エイちゃんの提案で、番組のスタッフ、出演者みんなが一列に並んで、前の人の肩に手をあてて、電車のようになって、歌いながら走り回りました。そして、全員と握手する、と言って、スタッフ全員とハイタッチを交わし、帰って行きました。

全員がつながること、全員に感謝の意味を持って触れ合うこと、歌を歌うこと、これを全部やって帰っていったエイちゃん、これからもそんな感じを失わずに、がんばれよ、と思いました。

ということで、まず、20本の番組を録り終えました(放送は3月まで続きます)。さて、「あいのて」を今後どうやって展開させていくか、「あいのて」でまいたタネがどう広がっていくか、ぼくたちには、次の仕事が待っています。