野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

いたずらっ子

今日は、あいのての収録でした。今日、収録する番組は、#8、#9で2学期に放送の番組です。
番組のつくりが明確になってきました。

①プロローグ(曲)
②あいのてさん登場(芝居+音)
③音探し(音+説明)
④音遊び
⑤曲
⑥エピローグ(芝居+音)

こんな感じです。③音探し→④音遊び→⑤楽曲、という3段階がだんだん明確になってきました。③の「音探し」のところでは、素材の音をしっかり探求することにフォーカスしたいです。④の音遊びでは、お互いの関係性(call & response)など、音で遊んでいる楽しさを表せるようにしていきたいです。

②の芝居では、あいのてさん3人の得意の楽器演奏を盛り込みたいです。また、②でテーマを提示する演奏は、①の演奏と全く違うことをするよりも、バリエーションにした方が、①との相乗効果が出るのでは、という気がしてきました。

さて、今日の収録、#8の文房具では、尾引さん、片岡さんが大活躍、なかなか良かったです。#9の絵では、音楽で描いた絵がすごくいい絵になって、嬉しかった。いい音を出しながら、いい絵が描けたので、かなり満足です。あとは、この音を日常のノイズの中で聴いても伝わるように、MAでがんばりたいです。

収録の合間に、エイちゃんは、ぼくらの髪の毛を引っ張るいたずら少女になりました。そこで、出演者5人でお互いの髪の毛を引っ張りながら、輪になって、ぐるぐる回るという変な遊びをしました。

今日のエイちゃんの名言、「ビッキー(尾引さん)は2枚目で、オッカー(片岡さん)は駄洒落王で、ムッラー(野村)は音楽の天才」。ぼくは「音楽の天才」の称号をもらい、ご機嫌でした。片岡さんは、「シナモンの入ったシナモン(品物)」などの駄洒落を連発してました。

ルリアちゃんのお母さんの踊りの映像が、ルリアちゃんの携帯に入っていて、それを見せてもらいました。ルリアちゃんは、とっても面白い子ですが、それはお母さんから受け継いだようです。途中で、出演者全員がルリアちゃんのお母さんと携帯で話しました。「ルリアちゃんのお母さんの踊りなんて見てませんよ」と片岡さんがボケたところから、エイちゃんが「ルリアちゃんのお母さんの踊り見ましたけど、お母さんに言わないように口止めされました。」とお母さんに言ってみたりして、いたずらっ子、大爆発です。ルリアちゃんは、家族との遊びに「あいのて」の内容を取り入れているみたいで、ワニバレエも家族で踊ってたりするみたいです。相当、面白い家族に違いないです。

あいのての出演者5人は、みんないたずらっ子です。

#8は、とにかく尾引さん、片岡さんが、いい音を出してくれたので、いい番組に仕上がったと思います。#9は、絵と音楽を結びつける番組ができたのと、ディレクターの青木さんが、とことん画材にこだわってくれたので、ぼく自身、すごい愛着が持てる思い入れの深い番組になりそうです。