野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

横浜トリエンナーレ搬入

9月28日から開幕する横浜トリエンナーレの会場で、「アートサーカスの音楽」の搬入の音楽の撮影。撮影は野村幸弘さん。今日は搬入作業の音とコラボレート。展示の準備をしているアーティストやスタッフが釘を打ったり、のこぎりを切ったり、ドリルで穴を開けたり、そうやって、展覧会の展示を準備している。そこにあるのこぎりの音に合わせて鍵ハモを吹いたり、のみを打つ音に合わせて和音を鳴らしたり。準備中の人たちが嫌な顔をするのではと不安だったが、喜んでくれる人が多くって、嬉しかった。一体、どんな展示になるのか、半分できあがりの展示会場はワクワクさせられましたが、川俣正さんが監修していることが相当いいふうに作用していて、かなり面白い展覧会になりそうな予感。
また、みなとみらいホールの宗方さんも来て、どうやら11月13日に横浜トリエンナーレ会場で、子ども向けワークショップをすることになりそう。そこで作ったものが、のちのち3月22日に初演される弦楽四重奏になるという筋書き。
事務所で川俣正さんと会う。すごくイキイキして楽しそうだった。この人は現場にいるのがイキイキしてていいなぁ、やっぱり。東京芸大の教授を辞めて正解だと思う。展覧会始まってからも、いろいろパフォーマンスやってよ、と川俣さん。
事務所では写真家の安斎さんにも会って、展覧会カタログに安斎さんの撮ったぼくの写真が出るみたいで、そのページを見せてくれた。動物園に来られず残念そうだった。
P3の芹沢さん、スタッフの村田さんなどは、展覧会直前で相当忙しそう。これから1週間が一番大変な時期だ。
白石コンテンポラリーアートの浦野さんとバッタリ会った。展覧会の準備に陣中見舞いに来てるとのこと。エイブルアート・オンステージの最終日にシンポジウム来てくれたらしい。
またまた、歩いていたら、メチャクチャ久しぶりに原万希子さん(アートキュレーター)に会う。98年のパリでの展覧会「どないやねん」のカタログにぼくのことを書いてくれた時より以前にはよく会ったけど、それ以降はすっごい久しぶり。(台湾人だったかな)アーティストのベンチが弦楽器になってたり、巨大な楽器の作品があるらしく、まだ全然できてないけど、展覧会始まったら、野村君是非演奏してね、とのことだったので、11月13日の子どもとのワークショップでは、それ触らなくっちゃ。それが弦楽四重奏になるのかぁ。ちなみに、原さんもエイブルアート・オンステージの最終日のシンポジウムのことは知っていて、行きたかったけど行けなかった、と言っていた。現代美術関係者には、最終日の情報、結構流れてたのかも。
ということで、日帰り横浜ロケ、楽しかった。
ちなみに、横浜トリエンナーレでは、「ズーラシアの音楽」が10月21日〜12月18日毎日夕方に上映、「アートサーカスの音楽」は11月13日〜12月18日まで毎日夕方に上映されます。お楽しみに。
http://www.yokohama2005.jp/
今から荷造りして、明日からイギリスです。