野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

またバッタリ

渋谷で菊地奈緒子さん、市川慎さんと打ち合わせ。最初、スターバックスに入ろうか、という案もあったが、気がすすまず、別の店の方がいいように思い、うろうろした結果、ようやくカフェを見つける。
8月28日の碧水ホールでのコンサートで、箏演奏家のお二人に、「押亀のエテュード」(1997)、「りす」(2000)、「つみき」(2003)を演奏してもらい、さらに、片岡祐介さん、柏木陽さん、林加奈さんとコラボレートして、共同作品も発表してもらうことになった。ぼくが説明しながら、「柏木くんという人が、」と言った瞬間、信じられない偶然で、カフェの前を柏木くんが通りかかった。驚いたけど、こういうバッタリは、ぼくは本当に多いので、またか、と納得して、柏木くんを呼び止め、「そう、この人です」と紹介。柏木くんは別のカフェで打ち合わせがあるらしい。
碧水ホールでのコンサートで、箏の新曲も作りたいが、新曲を書く時間がない。でも、やっぱり書きたい。でも、手帳を見て逆算すると、どう考えても書けない。でも、ここで閃いた。電車に乗って移動している時間だけ、箏の曲を書くことにすれば、書けると。家で仕事する時は、別の曲を書いていても、電車に乗ったら、常に箏を考える。こうすれば、書けるので、新曲も書くことに。やっぱり作曲したいもん。
で、打ち合わせ終了後、柏木くんのいるカフェに行ったら、横浜のSTスポット企画で、中学校に行って対話劇を作るワークショップの打ち合わせをしていた。STスポットの松尾さん、ほうほう堂という女性ダンサー二人組、それに演劇百貨店の小川くん。面白そう。
それから、場所を変えて、柏木くんとどぜう鍋をつつきながら打ち合わせ。柏木くんが箏の音楽にどう取り組むかも楽しみ。あと、終演後のロビーで、野村誠+柏木陽ナビゲートで特別イベントも催すことにした。内容は当日のお楽しみ。
で、その後、CANVASという子どものワークショップなどをしているらしい団体のオフィスを訪ねた。ウェブ上で子どもの作詞・作曲コンテストをしているが、いろいろ試行錯誤しているみたい。音楽ワークショップできる有能な人材がいますよ。片岡祐介さん、池田邦太郎さん、石川泰さん、鈴木キヨシさんと、4人も紹介した。で、夏まで、ぼくは予定あきませ〜ん、と答えた。
でも、そのうち、子どもと一緒に、音楽の教科書をつくるワークショップをしてもいいね、と話した。