野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ジョグジャカルタ着

飛行機で、インドネシアジョグジャカルタに着。野村幸弘さんと一緒に行く。幸弘さんとは、昨年は、5月にイギリスのバーミンガム、6月にブラックプール、12月にタイに来てもらい一緒に映像作品を作った。
空港まで、中川真さんが迎えに来てくれた。
「明日から、すごい崖の上に行くらしい」
と真さん。絶対、車の音が聞こえない静かな場所をインドネシア人にリクエストしたら、過剰に反応して、すごい場所を見つけてくれたらしい。
佐久間新くんの家に行く。佐久間君は、ジャワ舞踊の舞踊家、作曲家のアスモロに久しぶりに会う。続いて、作曲家・ガムラン奏者・舞踊家のスボウォが訪ねてくる。スボウォは、一昨年のいずみホールでのコンサートで一緒になったし、ぼくの「ペペロペロ」という作品でも踊ってくれた。明日からぼくらのプロジェクトに加わる。続いて、ガムラン奏者のスナルディが訪ねてくる。スナルディも一昨年に来日。ぼくの作品「ペペロペロ」や「桃太郎」にも出演したが、クンダンの名手で、踊りの曲でカッコイイ太鼓を叩いていた人。音楽心理学のヨハンも訪ねてくる。
インドネシア人というのは、相手を放っておかないで構ってあげるのが礼儀らしく、次から次に訪問者がある。これは中川真さんが寂しがりやだから、というだけではなく、インドネシア人のエチケットらしい。そうすると、ひっきりなしに訪問者が来て落ち着かないので、明日からは、山奥にこもって、訪問者が来れないようにしよう、というのが中川真の考え。いよいよ、明日から、郊外の山の奥の崖の上でのプロジェクトが始まる。