野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

意義あるに決まってる


神戸市役所で、ネイチャーアートキャンプを振り返る座談会。小学校の先生や保護者の方なども集まってきた。昨日の夜、急きょメールで宣伝したら、浜松の笹田さんが広島から浜松への帰り道に寄ってくれたりして嬉しい。

このプロジェクトの意義について話し合ったりして思うのは、「意義はあるに決まっている」と、この場にいる誰もが思っているに違いないのに、それを言葉でどう表現したらいいか、その方法を知らないだけだ、と思った。夏の甲子園高校野球大会の後、開催の意義について、「高校生が大きな声を出す力が養われた」、「協力する心が育まれた」などと議論なんてしないけど、どうして芸術だと、意義を議論するのだろう?高校野球大会同様に、意義なんて考えずに開催すればいいじゃないか、と思う。

ネイチャーアートキャンプに関しては、今のところ来年度の予算がゼロらしい。今までお金を出してきた神戸市が予算をつけなかったらしい。トータルでも些細な額なのに、これを打ち切るとは、役人の人は何考えてるのかしら?永田さんは、助成金などを申請し、開催に向けて、諦めずにいるけど、なんとかして続けられるといいと思う。トヨタ自動車でも、どこでもいいから、お金を出してあげて欲しい、と思う。

で、座談会が終わった後、エンジェルをサポートスタッフのメンバーと演奏したら、座談会中は遠くで遊んでいた子どもたちが一気に集まってきて、エンジェルの周りを取り囲んだ。みんなこれが見たくて来たのね。で、演奏後に、子どもたちが自由気ままに演奏したのだけど、それが、やっぱりいい音を出していて、それを聞いて、「火の音楽会」は、すごく良かったんだなぁ、と再認識させられた。

座談会の参加メンバーがいつの間にか、いなくなってた。稗田小学校の先生たちとも話もできず残念。ところが、打ち上げに行った居酒屋で、稗田小学校の先生たちと偶然に出会った。三ノ宮で適当に入った居酒屋が同じというのは、かなりの偶然。そこで、かなり雑談をいっぱいできた。その結果、サポートメンバーの「シャボンズ」というシャボン玉で絵を描くプロジェクトを、2月末にはゲストティーチャーに呼ぶことが内定!野村チームのプロジェクトは、現在も進行中。今後も、何か展開できるといいなぁ。