野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

長崎と福岡

午前は虹ヶ丘小学校。校長先生が、もと音楽の先生で、生活指導ソングとかを作って、全校集会でギターの弾き歌いをしている学校。今日のプログラムは、①それぞれの植木鉢②笑点+UFO+さくらメドレー③奏法紹介+犬が行く④子ども全員での鍵盤ハーモニカセッション⑤ヤギの音楽⑥この道、でした。アンコールがサザエさんの後テーマ。校長先生は、鍵盤ハーモニカクラブを結成しようかな、とやる気満々でした。

午後は、銭座小学校。こちらは、原爆をテーマに巨大な絵画を描いたり、人権教育に長年取り組んでいる学校。午前とほぼ同じプログラムでしたが、アンコールには、教頭先生のリクエストで校歌とジュピターを合体させて演奏。校歌は全員が歌えるのでアンコールにいいな、と思いました。全員でのセッションでは、新しい指揮のやり方を考えたので、それは、今度の教育音楽の原稿に書こうと思っています。

ということで、今回のP−ブロッによる学校めぐりもここまでです。長崎市教育委員会の岩瀬由佳さんには、本当にお世話になりました。たったの50分で、演奏も聴いてもらって全校で即興セッションをするのは、大変でしたが、回を重ねるに連れて、プログラムが練り上げられていきました。ということで、またやりたいので、ぜひ、また誘ってください。長崎以外の人も、どこでも行きますから、ぜひ誘ってください。

それから、高速バスで福岡へ。藤浩志さんの展覧会場へ。藤さんの集めたいろんな要らない物を使って、お客さんがアクセサリー作りをする、という展覧会。会場では、ミュージアムシティプロジェクトを長年手がけてきた山野真吾さん、中学校を美術館にしたプロジェクトでも有名で、現在は仙台在住の村上タカシさん、そして、竹や豚のかぶりものを作ってくれた田中チーさんとも遭遇し、近くのアートスペース経由で、行きつけの居酒屋で飲んで盛り上がった後に、藤さんのお宅に辿り着き、家族5人と犬1匹に歓迎されながら、この居心地の良い家のペットボトルでできたベッドで、熟睡した。