野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

島原の子ども狂言/ジョン・ゾーン

島原の自由空間きた田を運営するプロデューサーの北田貴子さんと打ち合わせ。2012年に雲仙ジオパーク国際会議があった時に、お会いし、その後も一度招聘していただいたことがある。子どもの狂言をされていて、今年15年ぶりに新作狂言を発表されるらしく、そこに音楽で関わってもらえないか、とのご提案。九州で関われるプロジェクトが増えるのは本当に嬉しいし、雲仙の山々は熊本から見えるのでいつも身近に感じていて、また行きたいな、と思っていた。実現するの嬉しい。

www.moppara-web.jp

 

John Brackett著『John Zorn: tradition and transgression』(Indiana University Press)読了。2008年に書かれた本なので、ジョン・ゾーンの2000年代前半までについて書かれた本。学生時代の80年代後半、ジョン・ゾーンの音楽には非常に刺激を受けたが、その後、ジョン・ゾーンへの興味が薄れてしまい、あまりフォローしていなかった。ぼくが全然知らない《Aporias》という作品は、ストラヴィンスキーの晩年の作品《Requiem Canticles》という作品を参照して、その音素材を変形したり、一部のパートだけ引用して、そこに全然別の音楽を重ねたりして作曲しているらしい。こういうのを読むと、色んな過去の様式を起点に、全然違う音楽創作できるなぁ、とアイディアがいっぱい頭を巡る。インスピレーションをいっぱいもらった本だった。

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