野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

香港の高校生とのワークショップ/サヌカイトの音

香港のCCCDの企画で、高校生たちとの6回のオンラインワークショップが始まった。今日は初回。学校からではなく、帰宅後に各自が自宅からつないで。CCCDのサンドラと9人の高校生と。

 

最初に、《鍵盤ハーモニカ・イントロダクション》を実演すると、チャットにcoolとか書き込んでくれる高校生たち。喜んでくれて嬉しい。その後、一人ずつの自己紹介してもらった。古箏をやっている生徒が複数いて(しかも10年くらいやってると言う)、柳琴をやっている生徒もいて、ヴァイオリン、ピアノをやっている生徒もいる。中国楽器と西洋楽器の見事なミックス。

 

マイクをチェックする上でもみんなで手拍子をしてみる。案の定、聞こえない子がいるので、オーディオ設定を音楽モードにしてもらう。聞こえるようになる。楽器を見せてほしいのだけど、自宅には楽器がないのか(香港の住宅事情だと狭くて楽器は難しいのかな)、誰も楽器は出してくれない。そこで、手拍子リズムから作曲することに。結構、面白いリズムになった。そのリズムからメロディーを作ってみた。そのメロディーに英語の歌詞を作ってみる。My brain go to park to play hide and seak.という不思議な歌詞になり、これを広東語にもしてもらい、日本語にもしてみた。

 

琵琶も見せると、サンドラが中国琵琶を見せてくれる。中国琵琶は指で弾くけど、日本の琵琶は撥で弾く。次回までに、各自宿題として楽器について調べてきて発表することになった。ぼくは、毎回、日本の音楽についてもミニレクチャーをすることになった。今日は良い出会いの場だったので、今後、毎回、ぼくもしっかり準備してみようと思った。そして、来年香港に行った時には、彼女たちに対面で会いたいなぁ、と思った。

 

サヌカイトの音源編集作業も少し進める。全員で一斉に鳴らすサウンドも良いし、一人ずつ順番に鳴らすのも良く、この二つを重ねて鳴らすと結構楽しい。確定申告のための帳簿作成作業がまだ終わっていないが、今日は主にホテルなどをネットで予約してネットで決済しているので、これらの情報を入力。