ダヴィッド・べシス(野村真依子訳)『こころを旅する数学』(晶文社)読了。これは、本当に面白い本だった。数学というと論理と考えられがちだけど、論理は表向きで本当は数学者は直観/直感でイメージしている、と言う。ぼくが最近、趣味として数学を始めたのは、童心に帰れるからだ。別に音楽やってる時だって、できるだけ大人の事情に毒されずに、童心でやっているけど、もっともっと童心でやっていいと自分をほぐすためにも、数学をやるのは精神衛生上よい。
夜、星空を見る。いろんな星座が輝いているが、木星を除くと、毎冬、全く変わらず同じ配置で同じように星は輝いていて、1年前も30年前も45年前も同じで、あまりにも同じなので、星空を見ているうちに、ぼくは、小学生の時のぼくになったり、中学生の時のぼくになったり、20年前のぼくになったり、2年前のぼくになったりする。こんなに全く変わらないものって、なかなかないんだ。だから、なんとも言えない気分になるのだろう。これも童心。
春木晶子さんという方の『相撲の歴史1500年』というYouTube動画を見た。相撲の歴史については、本で読んで知っていることではあるのだが、錦絵と相撲の関係を論じる話が大変面白く、とても楽しく見た。
相変わらず琵琶に熱中しているが、とりあえず今は何も参照せずに、初めて触る楽器を即興で演奏している。これも童心。