森毅『指数・対数のはなし』(東京書籍)読了。高校時代に森毅先生の本を読んで、京都大学で数学を学びたいと思ったが、実際には森先生の講義は聴講することができなかったが、やっぱり先生の本の語り口は面白い(以下、少しだけ引用)。
数学でなにを学ぶか、なんてそういう題の本もぼくは出したことがあるのだが、単純に言うなら、数学の世界を知ることとしか言いようがない。そうした世界があるから、そこを知ってみよう、というだけのことである。
数学の世界は、日常の世界そのものではない。日常の世界に接してはいるが、一種のSFのように人工的な、異世界としてある。日常世界の感覚がそのまま通用するわけではない。そして、異世界だからこそ、旅する値うちがあるのだ。そして、異世界を見たことで、日常世界が新しい姿で見えてくる。それが、旅をすることのよさでもある。
《村山籌子:ライオンの大ぞん》の作曲を進める。14行作曲して4分。ここまでがシーン1。とりあえずシーン1は合唱曲。まだあと30行以上あるので、15分くらいの作品になるのかな。