野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

いつの間にかトマト/《300年ぶりの再会》/森毅先生

庭に生ゴミを埋めているうちに、なぜかトマトが生えてきて、さすがにこんな季節に育たないだろうと全く世話せずに放置していたら、花を咲かせて次々に実をつけ始めた。11月なのにトマトを収穫するのだろうか?

 

出発前に、ルー・ハリソンの《Varied Trio》を練習。

 

鈴木潤さんとの鍵盤ユニット『東アジア鍵盤同盟』のアルバム『イマノマイ』の《300年ぶりの再会》を聴きながら、切ない気持ちになる。歳をとったからか、再会という言葉に弱くなっているのかなぁ。自分で演奏しているのに、ぐっときてしまった。

 

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最近、数学の本を乱読していて、森毅先生の本も何冊か読んでたりして、独特な語り口の中に発見も多いが、本日は、蔵本貴文著『高校数学からのギャップを埋める大学数学入門』を読了。

 

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個人的には、高校数学から大学数学には、あんまりギャップがなかった。微積分は高校でもやったし、線形代数も高校でベクトルや行列をやったので、大学1回生の数学は、高校の延長だった。ただ、εδ論法とか、実数の稠密性とか、やたら厳密になったり抽象化したのに慣れるのには時間がかかった。厳密にやったことが、後に発展した別分野などにもつながることが、今は分かるが、当時はただ当惑。数学の教科書は斜め読みしてはいけないと思い、少しでも分からないことがあったら、先に進まず何時間でも考えていた学生時代だったが、今は斜め読みでも教科書を次々に読みきってしまい、全体でどんな理論を作っているのか大きく把握するのが楽しいので、当時の自分にそう言ってやりたい。

 

信州中野に移動。中川賢一さん、北山絵美さんと合流!今日のホテルの部屋番号は216。なんと、6の3乗!!!!