野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

信州中野のワークショップ4回目/スワロー亭

長野の信州中野での中川賢一さんとのワークショップ4回目。11月5日のコンサート会場の下見、中野市の風光明媚な景色を堪能(りんご畑と葡萄畑がいっぱい)後、中野市の柳澤さん、コーディネーターの水戸さん、中川さんと打ち合わせ。いよいよ2週間後が、ソソラホールのリニューアルオープンのプレ企画本番。

 

本日のワークショップで過去3回で生まれた曲が、さらに成長した。

 

ルー・ハリソンのVaried Trioに合わせて、ジョン・ケージ風で指揮に合わせて音を出す《ハリケージ(仮称)》は、交代で指揮者をやって、どんどん味わい深くなっていく。

 

ブルガリア民謡に基づく《そば・高社・バラ(仮称)》は、楽器も加えて13拍子。リズムのキレが良くなってきた。次回は打楽器奏者の野尻さんが加わるので、超楽しみ。

 

みんなで作った歌《しりとり唄ヤドカリ》は、メロディーを楽器で練習して、前奏、歌、間奏と良い雰囲気。次回は、ソプラノ歌手の鵜木さんに歌の特訓もお願いしよう。

 

みんなで打ち込みしたビートにのって奏でる《スマイルぐにゃぺちゃ》は、楽器の並び方を工夫して、鍵盤→打楽器→木管→ベル、としたら、輪郭がくっきりした。ここに、前回の声の素材を中川さんがループにしたのが加わったり、中川さんの指揮に合わせて立ち上がって楽器をしたり、ますます濃くなっている。

 

《あやしいサーカス団のテーマ》は、タッチパネルで操作する電子音も加わり、あやしさが増す。前回作った歌詞を英語風の発音にアレンジするクリエーションが小学生から大人まで楽しみ、あやしさ膨らんだ。

 

ということで、11月5日の発表会が楽しみ。皆さん、おつかれさまでした。

 

小布施のスワロー亭で、奥田さん、中島さんと再会。スワロー亭は2020年に店舗改装して、ますます素敵な空間になっていた。野村誠のCDや本の特設コーナーもあり、ありがたい。明日は、スワロー亭でライブ。楽しみだ。

 

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