国立音楽大学でレクチャー。川島素晴先生のお招き。自分の記憶を辿ってみるが、作曲科の学生を対象にした講義をするのは、日本では初かも。イギリスのヨーク大学大学院の作曲の学生を対象にした講義以来、5年ぶりかな。
10代から活発に作品を発表し、50代になってもますます創作熱が高まっている作曲家川島素晴は、学生たちに慕われる面倒見の良い先生でもあるようだ。こんな先生のもとで学べる学生が羨ましい。聴講自由とのことで、音楽療法の准教授の三宅さんや、だじゃれ研の小日山さん、ウーちゃん、新倉親子も聴講に。
90分の講義では、
1)共同作曲
2)場所の音楽
3)伝統との関わり
の3つのテーマで駆け足で話した。もう少し一つのテーマに絞り込んで話すべきかもしれないけれども、Q&Aコーナーになっって、博士課程の山田奈直さんが「共作」をテーマに研究/実践を始められていることを知り、共同作曲のことも触れておいてよかった、と思った。
Team Liaison代表の徳武史弥さん(学部3年)も受講。12月19日には、Team Liaison主催のコンサートで川島先生の新曲、野村誠の新曲も演奏される。teamliaison-concert.com
飲みながらの2次会に学生たちも何名か参加してくれ、貴重な交流の場となった。音楽療法の学生と作曲の学生が即興で交流していく場ができてもいいな、など、話が弾む。若い作曲家と交流できる機会があるのは大変刺激にもなり貴重な時間だった。