野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ブタとの音楽

広島市現代美術館への原稿を書き終えて送る。

3月5日のえずこホール20周年の記念イベントのために、10年前の「たいにいず」というギターアンサンブルの曲の前半を、2台ピアノにアレンジ。10年前の演劇交響曲「十年音泉」を抜粋して、短い2台ピアノ曲を書こうと思うが、名場面が多すぎて、悩む。「ママとパアテルル」は、是非、何らかの形で入れたい。

夜は、やぶくみこさん主宰のガムランに参加。ガムランに、のこぎり、イギル、ハープ、玩具のブタ、スライド笛などが加わる無国籍/多国籍即興音楽。2007年に作曲の「ブタとの音楽」も昨年は大田智美さんが、ベストオブクラッシックでも演奏してくれたけれども、今日は、違った「ブタとの音楽」でした。東山の上に、月と木星が並んで昇る。こんなに接近は、今日だけだろうし、思わず鴨川の橋の上、高野川の橋の上などで、見とれる。帰宅後は、「ジャワで交流したんじゃわ」(2月19日@東京藝術大学千住キャンパス)のプログラムの言葉、書かねばと思いながら、夜が更けて、眠る。

「ブタとの音楽」の世界初演は、10年前のウィーン。その日記は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20070507

ちなみに「たいにいず」のメロディーとタイトルが生まれた日は、11年前の大河原商業高校のギター部を訪ねた時。その日記は、こちら
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20060712