兵庫県西脇市に滞在。昨日、なまずおさえ神事を行っていた廣田さんが営む蓄音機のお店『隠れ家有』にお邪魔して、蓄音機で色々音源を聞かせていただく。アピカホールのボランティアとして、年に４回、ホールで蓄音機を鑑賞する催しもされているらしい。
熊本に移動。熊本市現代美術館で開催中の武内明子展『空っぽと詩』を観に行く。本日は、武内さんのアーティストトークがあり（聞き手は学芸員の里村真理さん）、作家自らの言葉で作品創作の裏話を色々伺うことができて、作品理解がより深まった。
武内さんの作品を鑑賞していると、なぜか正面から見るだけでなく、絵に接近してかなり斜めから鑑賞したい衝動に駆られた。様々な画材が重なったレイヤーやテクスチャーが味わえるだけでなく、絵の持つ微妙で繊細な色合いの妙をより感じられるような気がして。気がつくと、斜めに立っていた。こんな風に絵に対したいと思ったのは初めての体験かもしれない。
