野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

砂連尾さんとのセッション/触る展示/オマージュとヒストリエ

ダンサーの砂連尾理さんが、我が家に宿泊。今朝もいろいろと話し込んだ後、近所を散歩し、古墳の前でダンスと音楽の即興セッションをした。おそらく30分くらい。観客なし。記録なし。ノンバーバルな会話でカラスや虫や風や大地なども呼応しながらの濃密な時間。

 

午後は熊本市内に出て、熊本市現代美術館に行く。塔本シスコの寄贈作品も展示されている。不知火美術館で野村の音楽とともに非常に賑やかな場で鑑賞するのに慣れると、静かな展示室でシスコを見ると、不思議な感じがする。音がなくてもイキイキとしている絵画だが、会場で音楽を鳴らし、琵琶や子どもの声が呼応すると、展覧会上が劇場のようになるんだなぁ、と改めて実感。手袋をつけて触っていい作品があり、せっかくなので触りまくる。触覚を刺激する時間。現代美術館では、市長と美術館の館長(日比野克彦さん)を囲んでの会見みたいなことをやっていた。

 

砂連尾さんを見送り、市内を歩いて後、帰宅。

 

5月1日に東京初演になる《土俵にあがる15の変奏曲》と《相撲ノオト》の解説、〆切を過ぎているので、慌てて書いて送る。

 

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