野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

《ウマイレガワ》を作詞・作曲/《名月大正十年の十五夜》を作詞・作曲

不知火美術館『とびだすプロジェクト』第2弾も、本日で最終日。午前中が、不知火小学校4年生。2クラス合同で60人ほど。《ウマイレガワ》を作詞/作曲。鍵盤ハーモニカも吹いてもらった。4番まで歌詞ができた。絵の中に塔本シスコが書き込んだ言葉「カエルゾー」を見て、カエルとゾウだと思った4年生の発想が面白い。絵の中にゾウは描かれていないのに、歌詞にゾウが登場した。

 

馬が4匹 人間5人

夕陽を浴びて 水浴びて

ぱちゃぱちゃ ぱちゃぱちゃ

 

馬をどかしたら ゾウが出てきた

パンツいっちょで 楽しそう

すっぽんぽん すっぽんぽん

 

ヒルが泳ぐ カラフルな花

自然がいっぱい 幸せいっぱい

いっぱい いっぱい

 

夕陽がしずんで 汽車が通る

昔は馬を 畑仕事に

びっくりだ びっくりだ

 

午後は、海の見える学校、青海小学校。5年生は少なく6人。6人なので、楽器も選びたい放題。ティンパニ、和太鼓、シロフォン、などなど。《名月大正十年の十五夜》を作詞作曲。こんな歌ができた。

 

夜、2匹のヘビが月を見ている

ヘビは月をダンゴと思って見ている

 

青海小学校の教頭先生が、1992年に放送されたNHKの音楽番組『私たち新音楽人です』を見ていて、その時ぼくのバンドpou-fouの演奏が印象に残っていたらしく覚えていてくれて、びっくり。

 

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帰ってから、今朝の不知火小学校の音源の編集作業。《ウマイレガワ》にリコーダーを多重録音して、いい感じ。